新人選手に目がいきがちな春のキャンプ。
それもそのハズ、今年は例年以上にルーキーが目立っていますし、昨年から阿部監督に鍛えられている“阿部チルドレン”たちもグラウンドで躍動しています。
これだけ選手たちが活躍すると首脳陣は嬉しい悩みを抱える事になるのでチームにとっては良い事だと思います。
ただ、競争が激しいのはルーキーや2軍の選手達だけじゃない!!
巨人では毎年のように、激しくレギュラー争いをしているポジションがある!
それは皆さんお察しの通り捕手ですね!!
巨人の捕手たちの熾烈な争いを見ながら「このポジションこなせたらかっけえな」なんて考えている今日この頃です。
現在、巨人の捕手は1軍でまともに戦える選手が4人もいます。巨人では9つのポジションの中でも一番競争が激しいと言っていいでしょう。今回はそんな捕手たちの話をしていきたいと思います。
【競争の激しい4人の捕手】
今も昔も捕手というポジションは重要です。特に日本では捕手が「球種」と「コース」を決め、投手がその通りに投げ込みます。
捕手は毎回のようにボールに触れますし、プレーの間にサインを出したり相手ベンチを窺ったりと、とにかく大忙しです。
多忙なポジションだからなのか、かつての阿部選手(現2軍監督)や古田選手、城島選手といった打てる捕手が少なくなっていますね。
巨人では昨年、大城選手が打てる捕手として正捕手を掴んだように見えましたが、まだまだ決して安泰ではありません。小林選手や炭谷選手、岸田選手までが正捕手の座を奪う為に必死に練習しています。
巨人の捕手たちは毎年なぜかオープン戦が絶好調であり、開幕前が一番バチバチしています。シーズンになるとからっきし打てなくなりますが…
というわけで今回は巨人の捕手を紹介していき、「魅力」や「その選手をスタメンで使うメリット」の話をしていきたいと思います。
【大城選手】
現状の正捕手候補ナンバーワンである大城選手。昨年はベストナインを獲得し、「打てる捕手」として今年は更なる期待をされていますね。
昨年は小林選手のケガもあって捕手としての出場機会を増やすと、持ち前の打力を発揮してリーグ優勝に大きく貢献しました。
開幕戦以外は菅野選手とバッテリーを組み、リードに苦言を呈されながらも成長していった印象です。
リードに関しては色々言う人がいますし結果論で言い始めればキリがありません。少なくとも原監督は「一番教科書にないリードをする捕手」と一定の評価を与えています。
これまでは「盗塁阻止率」や「リード」に問題があって正捕手の座は掴めませんでした。それが盗塁阻止率は改善され、リードも評価されるようになった事で現状では正捕手ナンバーワン候補です。
大城選手がスタメンに出場すると早い段階で代打を使う必要がなく、ベンチ入りする捕手を減らす事が出来ます。
打てない捕手がスタメンだと5回~7回のどこかで代打を出す必要が出てきます。そうすると2番手捕手が早い段階で出場しなくてはならないので、3人目の捕手が控えていないといけません。
とはいっても緊急事態なんて滅多に起こる事ではないので、3人目を構えたところで殆ど出場する事はありません。つまり1人分ベンチ枠が無駄になるんです。
大城選手がスタメンならば代打を出す必要がなく、捕手2人制で戦う事が出来るのでベンチ枠を1人増やす事ができます。原監督が大好きな代打や代走を使いまくれるでしょう。
原監督は捕手2人制を見据えて石川選手に捕手をやらせているのではないでしょうか??
ただこれも大城選手が成績を落とせば実現できない事なので今年もしっかり活躍して欲しいですね。昨年惜しかった2桁本塁打はマストでお願いします!
【小林選手】
昨年はケガにより10試合出場にとどまってしまった小林選手。あまりフォーカスされませんが小林選手は本来身体が強い選手なので、昨年のケガは残念でしたね。
小林選手と言えば球界トップクラスの鉄砲肩。“盗塁を阻止する”ではなく、“そもそも走らせない”捕手として威圧感を放っていました。
小林選手がスタメンで出るメリットとしては投手が投球に集中できる事。投手にとって“走られない安心感”は非常に大きく、打者に集中できるのが大きいです。
特に菅野選手や一昨年の山口選手など、一流の投手から絶大な信頼をされていますよね。
僕的に捕手の評価はこれが全てだと思っています。
「正捕手は誰がいいか?」という話になった時に様々な意見が出ますよね。
ただいい投手はピッチングの事を他の投手以上に考えている訳で、その投手から信頼されてるって事は投手の意図や気持ちを汲んだリードが出来ているという事。
ディフェンス面において誰が最強なのかを考えれば現状は小林選手だと思います。
しかし課題である打撃が一向に改善しない…
春先は打つものの最終的には2割前半の打率。9番に投手が入るセリーグ野球において小林選手の打力の低さは巨人の弱点になってしまいます。
また、素人が見ても分かるような“チョンボ”をしでかす事があり、首脳陣の信頼を失いがちな選手です。
小林選手が正捕手を取り返すには打率を2割5分まで上げたうえで“やらかさない”事が最低条件になりますね。
また、鉄砲肩は健在なので抑え捕手といった役割が期待されるかもしれません。
「終盤に大城選手が出塁」→「代走」→「抑え捕手として小林選手」
こういった起用もありかもしれませんね。
【まとめ】
想像以上に文章が長くなり、気が付けば炭谷選手や岸田選手の事を書くスペースがなくなっていました(笑)。
基本的に僕は無理やりまとめるような事はせず、あとの記事に回す主義です。今回は前編としてここまでにしようと思います。
書き始めはまとめて書くつもりだったんですけどね…(笑)。
巨人の事について語りたい。捕手について話したい。そんな人はぜひコメント下さい。お待ちしております。
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それでは!